天国の実在/第2の地球
 
わたしにとっては仕方ないことだと思う

詩を書くようになって少しだけ感傷的になる術を覚えて
その反面
人間の想像力には限界があるななんて ふと思うこともあって

わたしにははっきりわかった

人間は空を見て 空に行きたいと想像した
だから 飛行機なんていう 夢のある乗り物を考えることができた
けれど 逆にいえば
人間の想像力なんて釈迦の掌の中だ
そんなことを言っては詩人としてはおしまいだけど
だけど わたしはひいおばあちゃんが大好きだった
死に目に会えなくて ほんとうに申し訳なかった

空があるから 空を思える
海があるから 海を思える
ひいおばあちゃんがいるか
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