(ほぼ私的日記)〈美術館〉『竹中英太郎記念館』 2005/08/12/白糸雅樹
問い合わせの電話をかける。
回りに見えるものなどを話して、横で聞いている私が、「あ、これなら道が判ったかな」と思った頃、横を通った一台の車が停車して、「竹中英太郎記念館にいらっしゃる方ですよね?」と尋ねてきた。なんでも、問い合わせから一時間たっても現われないので、道に迷っているのではないかと心配して話していたとか。
時刻がもう閉館の四時になっていたので、最初、職員の人が帰る途中でみつけて拾ってくれたのかと思いかけたのだが、車に乗って話すと、どうやらお客さんで、で、見おわって帰るところで、いかにも迷子の風情で電話しているのを見て声をかけてくれたらしい。
うーん、なんという親切
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