(ほぼ私的日記)〈美術館〉『竹中英太郎記念館』 2005/08/12/白糸雅樹
親切さ。というかなんというアットホームな世界。
車ですぐ近くだった記念館まで送ってもらい、礼を言って降りると、入り口のところに大きく看板が出ているものの、小さな、まるで民家の風情。迎えに出てくれた女性に、遅くなった詫びを言いつつ大慌てであがりこむ。入り口では靴を脱いであがることにも最初気づかないぶざまさで。
もう閉館時間を過ぎているのに、「ゆっくり見ていいですよ」と親切に言ってくれる。最初に名刺をくれたので、もしかして竹中英太郎の関係者の人なのかな、とは思ったのだが、普段、画家や読んでいる本の作者にさんづけをしないので、その人の前でも「竹中英太郎」「竹中労」とさんをつけずに固有名詞
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