つれづれ2/いとう
。
作者と読者、
詩に対する立場を敢えてこの2つに分けるとすれば、
このアンビバレンツな立場が同時存在するためには
ある面でダブルスタンダードが必要であり、
かつ、量子のように重なり合っていると思っている。
作者と読者はよく対立する。
実際に複数の人間が対立するのではなく、
この2つの概念が1人の人間の中で対立することがある。
作品に対する基準が異なるからだ。
作品に対する思い、へ向かう姿勢が根本から異なっていて、
それぞれの意見交換の中で葛藤が生じる。
内部で上手く処理するためには、
ダブルスタンダードを敷いたほうが早い。
基準を統一して処理しようとす
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