2100年宇宙のクリスマス/みつべえ
したかったら宇宙に出ればいいんじゃないかと私なんかは思うんです・・・あっ、これはまた失礼。どうも惑星居住者に会うと無性に話がしたくなりましてね。これも日ごろのストレスのせいですかね」
そう言ってクラークはアハハと笑った。
私はふてくされた調子で切り返した。
「その惑星居住者っていうのはやめてくれんかね。なんだか差別用語みたいに聞こえるんじゃよ。それとね、何度も言うようじゃが、私の仕事は何じゃね。いったい何だって私はこの船の処女航海に招待されたんじゃね。ずっとそれが気になって体調をくずしてしまったよ。地球上では考えられぬひどい扱いだ」
すると船長はますます皮肉な表情をして答えた。
「
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