凄いぞ!TOP10 LGBTIQの詩人たちの英詩翻訳 しょの2」田中宏輔2/室町 礼
これを汎用翻訳調のリズムではなく70年代の文芸小説風な
語り口でやれば、それこそ硬くて読めないでしょうね。
しかしです。
ほんとうはここで踏ん張って立ちどまるのがまともな詩人
だとわたしは思うのです。(そもそもフォルマリストの田中
宏輔氏らしくない)
わたしが指摘するまでもなくご本人が気づいてほしいのです
が、この別作品は大幅に翻案されたものとはいえ象徴レベル
では重要な接点をもっています。それは、
ひとつには「母と息子の二者関係」です。
原作では崩壊しゆく身体と、それでも残る母の抱擁といった
「揺るぎのない愛」が通底音として流れていますが、翻案の
ほうでは母は息子を抱か
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