小説の習作 原稿用紙八頁 #04/田中教平
え、朝食まだだった?」
「うん」
それからカナはちょっと考えて、ユウスケに最近自分が怒りすぎてしまう事について相談した。ユウスケも確かにカナが最近、やけに怒りを発露していたのが気になっていたが、それを客観視する目を持っていたのか。
「それはさ、怒るっていうのは、ぶっちゃけていうと、気持ちのいい事なんだよ。一応それだけ押さえててくれるかな」
「わたし、何か味をしめちゃったのか。取り敢えず、リボトリールとコントミンを飲んでおくね」
ユウスケは飯を平らげると、茶碗をキッチンシンクに下げに行った。そして朝シャワーを浴びようと思って、洗面所に向かい、服を脱いだ。暦の上では春だったが、未だ寒い、
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