詩人は局外者であるべきである/岡部淳太郎
の「正しさ」をみんなが異口同音に言っていることが気になる。他の誰かがこれは正しいのだと主張し、それを見ている自分も大して考えもせずに、そうだな、これは正しいよなと付和雷同で同意してはいまいか。彼等は(とここでは思いきりそうした詩人たちを自分自身から引き離して語ってしまうが、お許し願いたい。もちろんこうした語り方をすることで僕自身が一人「孤高」の地位に立っているように思われる危険性は承知のうえだ)一様に「戦争反対」を叫び「平和」を掲げるが、そうして他者の意見を大して点検もせずにその「正しさ」の方に引きずられる方が、よほど彼等が反対する戦争の機運を形作る精神的土壌を育ててはいまいか、そう僕は危惧するの
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