小説の習作、原稿用紙八頁 #03/田中教平
な書類も放ってある。窓のふちには小銭が放ったままになっている。
「カナちゃん。おいら、鬱だねぇ」
と、ユウスケは呟いたが、カナは気に満ちていて元気で、聞いていなかった。
二階リビングに向かうと、カナが朝食を用意してくれた。
「納豆、どうする?お醤油持ってくる?」
「ああ、いいよ、いいよ、ついてきたタレにするよ」
納豆ご飯をかっこむ。かっこみつつ、机の上に並べられた薬の袋を眺める。
(こんなに飲まなきゃいけないんだ)
改めて、そう思った。
ユウスケもカナもよく水分を摂る。2?の麦茶が無くなった。ユウスケは立って、サーモスのカップに水を入れて持ってきた。薬を服すにも、必要だった
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