あうろら/あらい
 
ていた
今朝方、軌道を外れた耳の奥で瞬かせる
Uはまだ誕生していない銀河
歩み寄るほどに輝石が加速して撓む
東から西へ。だらんとぶらんが聞き直した
木星に忘れられたゾーキン
引き起こすカササギのゆらりに似て
あなたはルーペの歯を削るかがり
視界の端で一℃だけ跳ねる
展望室でうずくまるメギツネ
ヒトの呼吸はまた違うと耳打ちした

デイドリームがぐっとトチる
体表の薄い雪が溶けてできた後ろに立つ
廃棄された平たい月へ辿り着くが
揺れ続ける芯のぬかるみにほどけ
マナの瞳を確認しながら
擦れた製図に列をなした低いため息
灰白い梟はバケツに潜り
ログの中心には一点だけ転
[次のページ]
戻る   Point(4)