あうろら/あらい
 
け転送した観測窓

誰だ、片足を突っ込んで咳をしていた
中心から送信される鱗粉ノイズ
モルタルの紙飛行機が逆光を蹴る
やがて新天地へ滲み合うとき
星々はただジャンクのような震動だった
横に並んだ古い歌 ふるい夜泣きは腕を組んだ
青白い骨格が露出したあの周期はモリの最奥
ホロスコープがハネに触れるのを感じた
遠方では 廃れた子どものちょうちょ結び

航海のあやとりは続き
すべて一つの糸のよう絡まりつく
かえるのうたは解凍しきれぬ
折れた降紗は薄い線で途切れかけに吐いた
私はざわめく 舌を失ったこえが、わらう
船医と近隣の小惑星は探針が同象になっていて
やがて壁のような茸雲から零れてくる
ブラックホールの振る舞い
地平線に近づく、くだん
互いを意識する規則と逸脱のあいだで
ひざ下に流れおちた心臓の磁場へひろがる
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