人生/後期
った」と感じているなら、それは人生が壊れているのではなく、ちゃんと作動している証拠なのか?
静かに「死」んだらと思ってみる。死んだら、言葉は「終わる」のではなく、「自分からは発せられなくなる」だけ。私の中の言葉。思考としての言葉、迷いとしての言葉、まだ言っていない言葉。それらは、死と同時に止まる。続きを書く主体が消える。でも、言葉そのものは終わらない。誰かに言った一言、書き残した文章、直接言わずに、態度や沈黙で伝えたもの。それらは他人の中で、別の速度で生き続ける。しかも厄介なことに、本人の意図を離れて変形しながら。文学的に言えば、死とは「沈黙」ではなく、解釈される側に完全に回ってしまう状態か。な
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