凄いぞTOP10! 『迷いの森について』夏井椋也/室町 礼
 
現フォなら現フォでもいいですがネット投稿板という
共感の体系システムの中で、多くの詩が「傷つかない主体」
という幻想に寄り添いたがる。
詩を投稿すること── 「私はここにいる」というシグナル
イイネをすること── 「あなたがそこにいることを認める」
という返信。
ここでは「言葉がどれほど世界を切り開いたか」という強度
は問題にされず、「どれほど安全に自分たちを肯定し合えた
か」というホメオスタシス(恒常性維持)が優先される。

  私のことを見切ったように
  お花畑の管理人だとか
  胃下垂のペシミストだとか

  好き勝手に言うけれど
  私の正体を言い当てたもの
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