凄いぞTOP10! 『迷いの森について』夏井椋也/室町 礼
 
の中の自分
は「他者」です。つまり、自己像への固執は、自分自身
を「他者としてのイメージ」で認識する、本質的に疎外
された状態です。

すべての連に登場する「私の中の」という言葉(「私」)
という主語)が幼稚性の残滓を示しているともいえますが、
問題はこういった本当かどうかわからないラカンという
ひとりの人の思想の当否ではなくて、
最初に申し上げましたように詩としては修辞的にも思想
的にもまあ、なんというか平板な詩が、どうしてこう多く
の方の共感を呼ぶかというところにあります。
それが、わたしの「凄いぞTOP10!」シリーズのひとつの
研究目的なんですけれども
この現フ
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