時間/後期
 
だ。

過去は終わっていない。
それは私の中で
何度も裁判をやり直している。
被告も検事も裁判官も
すべて私だ。
未来もまた、
救済ではない。
それは
「まだ罪を犯していない」という
不安定な猶予にすぎない。

現在は一瞬ではない。
それは長い苦悩だ。
行動すべきだと知りながら、
なぜ行動しないのかを
延々と説明している時間だ。
私は椅子に座り、
立ち上がる理由を
千通り考え、
そのどれもが
決定打にならない。

何も起こらなかった午後。
それは無罪ではない。
むしろ、
最も重い罪を含んでいる。
何かができたはずだ、
という思考が
沈黙の
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