血から血へ/由比良 倖
 
裏路地の片隅で
私はずっとあなたを待っています
永遠に
旋律として、言葉として
そして多分、私自身として
この場所で、ずっと

世界のゼロから終わりまで
何も求めずに
全ての思い出が救われる場所にいて
笑みには笑みを繋いで

いつしか誇りましょう
私たちが生命であったことを
私たちが人類であったことを
私たちが皆個人であったことを
全宇宙相手に
静かに、心の一番底で
当然のように

あなたは何を聴いている?
今何を見ている?
それとも五感を超えていますか?
人類が滅びたら、人類の墓場で
全て笑い合えるといいですね
風がそよぐ丘の頂上なんかで
新し
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