夜中の鬱のメモ2/由比良 倖
 
こんな馬鹿なことばかりで、生きていけるっていうの?
視認性のよさ。四番目にいいくらい。生きる。生きるよ、君たち。
それで、鬱で、困ってばかりなんだけど、書いてばかりってのも、わりと悪くはない。
一体何なんだろう、って思うよ。標準なんだって。でもね、みんな全然分かってはいないんだ。
赤い基準。僕はその中に住んでいる。
目覚めた赤。生きているだけ。
活字は何やら冷めている感じで。
面白いの? 何か光ることでもあるの? 生きていて、いいことでも。ねえ、分からないけれど、僕にはとても、これらの文字が面白く思えてくるんだ。
どうにかして揃えたいって思うんだけど。どうにも分からないな。僕には。
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