ひととおりの眦と/あらい
バカ者共が童話みたいに
想像して。意図をつくり遷移をつむぎだす。インチキですよ。早く逃げ出したいような時が止まるような感覚で、けれどそれはそれは構わないで。ふしだらな土手を代萩をカーテンに、見知らぬ夜明け前に要るモノを探しまわる木枯らしだって/ただそこに有ることで、めいっぱいの門をぬいても走り去っても。またどうぞ。キレイなだけの皮肉、どうしてか散り易いのに
弥立(よだ)つ天を仰いだ わずかな田舎のとき、へなへなと坐するあたり。鞄ごと身を預けた 語りかける歩行者天国
総ておなじ今、やわらかな芽吹きを色鉛筆で描いた
来た! 来た! このタクト(枝)を触(ふ)るの
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