ひととおりの眦と/あらい
の
いちばん平静を装った斜面はずりおちる推量に消費する風にある 私、として。なるほど空世辞の行進曲かな、これでロバは馬鹿にならない? 道連れは手本はどこからともなく響きわたる断続てき鹿の声
ただカウンターに、水差しに ひのひかりが そこにいました碧空が 騒がしい在来線が 追想するオアシスが。冬、または多少のゆとりをもって珈琲屋で、瞶(み)つめ統べるように唸るばかりの、絵空事とあるものをおおきくして
聞こえるな。ぼんやりして、混じりだした養分では斌(うるわ)しいと誇らしげな。メタセコイアの並木道では終わりがみえない
人気がなく明らかに足止めして珍しくもない。以来、
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