ひととおりの眦と/あらい
 
くした)かんぺきにびしょうの座。どこまでもはなびらとはらはらと、契りを無すんで、かわいそうなこの手が嘘をついたのが、ふりだし、と/ひとよんで。このデマカセ(感覚)がのこる構図をとる
 よなよな:畜生! 濤声と昏れてやる/打ち寄せる
 せめている、なかに知らんぷりで、転がる繭のこととか 紙吹雪では? いつだって前を向く。誰もいないと、思っていた。なんてこと! へぇ〜 とうとう言葉が見つからないから裸足で耳を澄ましてみるけれど、ぶらりとどこかあまねく、
 酸鼻は水の出がぐっと詰まって、(やっぱりイキがツマって)儚いだけでした
 あのね。てのひらを傾けながらひだまりがおちる/とけゆくさまを
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