ほんとうの憧憬/秋葉竹
知に、
意味はそんなに認めないなぁ。
感受性、というか、感性には
大いに憧れている。
『正しい』感性
なんかじゃなくてもいいんだよ
『奇矯』な感性でも
ぜんぜん構わない。
私?
そいつを手に入れることはできたのか。
私?
その憧れを身に纏えるひとにはなれたのか。
ただ、
感性だけに引きずられるように生きたい。
ただ、
感性だけが大切にする価値があると信じる。
それだけ想って、
生きて来た。
そのことにだけは、
嘘をつかずに、生きて来た。
知に、あまり意味は認めないなぁ。
感性が磨けるものかどうなのかも
それさえも知
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