言葉と肉体/
 

何十億年の星の営みの中で
僕らは愛し、抱き、縋り、泣き、絶望し、また信じた
あなたの声が留守電に残っていた
あなたの体温がこの胸に残っていた
僕らはここに集い
そして立ち去る
その刹那の為に今を生きる




?

君の言葉を受け止めようとして
うつむいてしまう
僕には君の言葉を受け止める器がない
たとえば本当だと言ったとする
それは何万回も繰り返され
使い古され
擦り切り剥げてみえる

ここは四次元
時間とともに方位は変わり
僕等は迷うばかりだ
言葉は道標にはならない

君は信じられないの?と聞く
僕はうつむくばかり


それならとい
[次のページ]
戻る   Point(3)