裁判員日誌2-1/TwoRivers
冒頭陳述では、検察側が事件の概要や悪質性を、
弁護側は被告人の事情や配慮すべき点をそれぞれ主張しました。
この時点で被告人は詐欺窃盗事件について「記憶にない」と供述しており、
これが裁判の争点の一つとなりました。
また、長期間の精神鑑定の結果、被告人が「軽度知的障害」を有していることも、
裁判を考える上で重要な情報となりました。
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裁判中は厳かで、張り詰めた緊張感に包まれていました。
法廷への入室直前、厚いドア越しに聞こ
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