自然と、人間/鏡文志
、どれだけ力強くても、能力は協調への意思には敵わない。
一人では、生きたくない。この物質として全体に対し無数の鏡を見ることを面白きと思い、愉快と感じ、それを神の視点で俯瞰することを是とすることによって、人間は人生を長く肯定し、生きることが出来るのではないだろうか?
風は俯瞰していない。雨も俯瞰していない。雷も俯瞰していない。
あれらは神のご意志により、遠慮なく吹き降り、鳴り落ちているのである。
風は全体のことを考えて、吹きどころを考えて吹いているだろうか?
雨や雷は全体のことを考えて、落ちどころを考えて落ちているだろうか?
そうでないとすればこの地球環境の恒常性をどう、説明するべき
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