私の仮想敵、西野亮庵氏と、私の現代嫌いについて/鏡文志
と台本に支えられた紙芝居演芸のような世界で私も輝きたい。アドリブは個人の頭脳に頼るため私はあまり好きではない。台本は打ち合わせがあり、その組織の集合体としての作品だから、それをきっちり守る協調精神のある人の方が、私は好きだ。
今の『この発想ドヤ』的なファンタジスタ的得意顔の飛躍的作品は苦手な私ですが、赤塚不二夫先生や良くできたSF作品などにある話の飛躍には惹かれる。そこには見たこともないものを見たいという純粋な動機があり、虚栄心が勝っている故の、道理への反発と逸脱のような不良的態度とは一線を画するものがあった。
今考えているのは、名詞と動詞、受動詞、他動詞などの意外な組み合わせの妙で、
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