こんなにも素敵なことが溢れている日々を/阿ト理恵
た。
わたしも、一緒に「うんちくんバイバイ、うんちくんバイバイ」と手をふって、うんちまみれの紙パンツを新聞紙に包んだ。
3、いそいそと化粧をするの巻
ばあちゃんは、ハンサムな訪問医が真っ赤なポルシェでくるのも待ちわびている。いつもはパジャマなのだが、いっちょうらに着替え、楽しそうに化粧をする。口紅は真っ赤だ。
医者が、ばあちゃんの手を握り血圧を計り終えて、ばあちゃんの眼を見つめると、ばあちゃんは、頬をポッと赤らめて、「はい!元気です。先生のおかげです」と元気に答えるばあちゃんは101歳。
4、妄想するの巻
じいちゃんは、初めて会った人に、こう云う。「この人は、佐藤さ
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