そのたびにどこにゆくのだろうか/あらい
 
。人混みに落とした 楕円形な葉緑体より。どうやら木の枝の、夥しい数に暇を任せて、いくらか蘇る記憶にしがみついて/戻る/悲鳴が耳について。飛沫づくしの金枝玉葉にダビデと名付けて、


今、生徒諸君に亜ぐ。

 弾かれたように、呆れては。たぶん言語にもあえない生命線で、オペラ座で
 自由に目覚めればどこか、彗星の魂動をきく、ホルスの目で、波風もない
 突っ立ったまま。氷砂糖の病葉で赤字を雷雲に被せる、振り返って
 
 みれば憑かれたように賑やかで或れ 痺れるような火のような目眩をまとった、
 ココロがとけていた。そのうちひびわれ、そのうちはち切れる。楔揃いの書生、諸説あり。


[次のページ]
戻る   Point(2)