スイッチを切れ、稼働音は邪魔にしかならない時だってあるさ/ホロウ・シカエルボク
るときにこの遊びをすることは無くなった、そんなことを思い出しながらようやく時間がゆっくりと流れ始めた時電話が鳴った、仕事の―なんてことない用件の電話だった、それでその遊びを続ける気分でもなくなった、少し散歩をして気分を紛らわせた、動かなければ人間は駄目になっていく、そう思っているせいなのかそれとも、歩くのが好きなだけなのかわからないがやることがない日には俺は必ず一時間以上歩く、出来れば午前中に、そうすると考えはまとまりやすい、掘削機の音だって知らない間に消えている、太陽の光は一月でも暖かい、地球温暖化なんて話を鵜呑みにはしていないけど、近頃の天気は少しまともではないなと感じるところはあるよな、街は
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