coincidentia oppositorum/ホロウ・シカエルボク
 
は余計な言葉を作ってしまう、ただただあるがままに、向かう道の中で見えるものすべてを言葉に変えればいい、もっともその景色に近い言葉を瞬時に選択するのさ、整合性だの辻褄だの矛盾だの気にする必要はない、人間の存在に整合性は無い、辻褄など合っていないし矛盾など当り前に生じる、わかるだろ?身に覚えがあるだろう?今お前が必死になっているのはもしかしたら、それを知っているからかもしれないぜ、その記憶がお前を躍起にさせるのさ、無茶苦茶だからこだわり続けてしまう、荒れた地平に新しい道を作りたくなる、でもそんな思いにとらわれてしまってはいけない、それは逆効果だ、思いは様々にあっていい、でも、あまり感情任せにしないこと
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