詩的でない話。科学者は観察していることがとにかく楽しい/鏡文志
、愛されることにも限界があるのかも知れません。
しかし、愛されたくないとか、好かれたくないとか、そういう冷たい気持ちではありませんよ。愛されて褒められると嬉しい。その感情は私もある。
お笑いが好きと以前からずっと言っていましたが、同時に日本人を話し下手にしたのもお笑いではないかと思っているのです。面白いことを言わなきゃいけないとか、そういう暗黙のルールがあると、会話から削がれていく言葉があるように思う。景気のいい会話しかしてはいけないのなら、落ち込んでいる時人と話しづらいでしょう。本当は自然な会話からほうっと出てくる面白さがいい。それは落語で言えばそういう部分を抽出しているところはあれど、その
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