秋の終わり 冬の始まり/201
その音を聞くだろう
変わらないことってなんだと思う
死んでも残るってどういうことだと
僕は僕の世界の中で
僕以外の世界の夢を見ているだけさ
なんにも不思議なことなんてない
まるで昨日生まれたみたいな目で
僕を見るのはやめてくれ
結局何も言いたくないのかもしれない
朝っぱらから世界の終わりについて
そして始まりについて講釈する意味なんて
あんまりないだろ
僕は夜通しそのことを考えてたけど
君はきっと
シュークリームのことを考えてる
分かってるんだ
誰よりも僕が一番
蟻の子ですら気が付くような簡単なこと
どうして世界が振り向かないのか
どうしてあいつが
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