THE GATES OF DELIRIUM。/田中宏輔
にも明らかなことであった。右の文章など、そのよい例であろう。
ところで、詩人はまた、その友人の言葉を結びつけている間に、その言葉がまるで
あれはわたしだ。
(デニス・ダンヴァーズ『天界を翔ける夢』13、川副智子訳)
と思わせるほどに、生き生きとしたものに感じられたのだという。
だがそれは同じものになるのだろうか?
(R・A・ラファティ『空(スカイ)』大野万紀訳)
それは?
(エドマンド・クーパー『アンドロイド』5、小笠原豊樹訳)
またウサギかな?
(ジェイムズ・アラン・ガードナー『プラネット・ハザード』上・5、関口幸男
[次のページ]
戻る 編 削 Point(14)