欲望の経路/ホロウ・シカエルボク
こそこ歳を取った、あと幾つの項目を明らかに出来るのか?それは俺の努力次第だ、まあ、こればっかりやっていればいいような身分では無いから、すべてを知るには足りないかもしれない、でもさ、知ることなく終わったことというのは知る必要の無かったことなんだ、俺はそういうことでいいと思う、選んだものと見つけたものに嘘は無いし、まだ開かれていないパネルを裏返すことが人生の目的じゃない、ゲームを楽しむように人生を歩むのさ、なにも無駄に終わることなど無い、選んだものには間違いはなかった、俺はもうそのことを知っている、後はただの興味さ、今日どんなものを書くのか、明日はどんなものを書くことが出来るのか、俺はそれを最初の読者
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