メモ(主に映画についてのこと)/由比良 倖
 
ます。
 「今自分が生きているこの感じ」が既に論理的ではありません。その、言葉に出来ない現実を無心に見詰めることが、客観視することだと思っています。
 と、偉そうに書きつつ、僕には客観視なんてまるで出来ていません。表現とは、特定の表現手段のことではなくて、ただ生きていることも、お喋りをすることも、ブログを書くことも、みんな等しく表現だと思っています。生きていることは素晴らしいことです。僕はその素晴らしさを僅かながらでも感じられる人になりたいです。
 自分という枠組みにこだわらず、他人を含めた世界の全てや、その細やかさ、生活の一瞬、そういう「何もかも常にこうある、ただある」という世界の生理学的
[次のページ]
戻る   Point(4)