メモ(主に映画についてのこと)/由比良 倖
 
こから出てくるくだらない自己嫌悪に充ちた言葉から離れたい。
 自分が生きていることは、自分についてだらだら考えてることじゃなく、世界の歌や光や、自分の身体の生命感や、流れる内面の声に耳を澄ますことだ。書くことは観察すること。自らの言葉の強度を常に更新していきたい。頭に出来るのは、言葉に強度を与える為の材料を収集することだけ。ノイローゼになるくらい頭で考えて、そして考えたことを全て忘れること、その繰り返し。
 (少し疲れたので、眠ろうと思う。)

6(眠る前に)
 今、考えが理屈っぽくなりすぎていて、少し不穏な感じがするので、何時間か休もうと思っています。さっき映画のことなどについて神経質
[次のページ]
戻る   Point(4)