早朝、出勤前-観察者の端くれの説く、万物の変-/鏡文志
 
る。
自らのナルシスと、鏡を必要とする人々の弱さ醜さ汚らわしさを。

空も分かってる。
地上に生きる者たちの苦しみとドラマ活劇、エモーショナルが万物を揺り動かしていることを。

太陽も分かってる。
あらゆるものを照らし出す影響力の強さと、自分の仕事振りへの誇りとプライドを。

愛も分かってる。
モノトーンの世界に、カラフルを呼び込む力と技を。

夢も分かってる。
その狂気と無意味が、世界を見る目を我々に与えてくれていることを。


神様だけは変わっていない。
この世にありとあらゆるものを見る視点と、その目を私に授けて下さった。神様はこの世にいない。神様はこの世にい
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