夏にあう、かんじ/鏡文志
期から、この年三八まで精神障害者生活を義務づけられている。今もグループホームに強制的に住まわされながら、事業所に通い、事業所が販売するコーヒーのキャッチコピーを筆で書く作業をしたりしている。人生落第生ながら、このお気楽さはなんだろう。自堕落奈落の底にいながら、毎日事業所お出かけ前に音楽ラジオと、パソコン。帰宅後、また音楽ラジオとパソコンの日々を送る。ちっとも女っ気がなく、また管理されて、羊のような生活を送りながら、必死で足掻いたりしている。
夏に逢うムードであり、かんじと言えば、私の好きな米国の六な番頭。座砂浜少年達の歌が良い。彼らの歌に、諺でキャッチコピーをつけてみよう。諺とは、言葉の技を
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