途轍もなく赤いキャンバスが垂れ流す言語/ホロウ・シカエルボク
 
が出来るのさ―そしてそんなタイムラグが、出来る限り生き続ける理由になるんだ、俺がずっと欲しがっていたのは結局のところそんなリアルな生だったのさ、これにはもっともっと長い時間がかかるんだ、そして、死ぬまで終わることがない、けれど俺は、例えどこか近い未来で俺がくたばる瞬間が来たとしても、俺のことを知っている誰かが続きをやってくれると信じているよ、なにしろこれまでいろんなところでたくさんのものをばら撒いてきたからね、それくらい信じたってバチは当たりゃしないだろう、時間は降り続ける針の雨だ、俺は貫かれ、血みどろになって、俺の血の赤さを知る、俺の血の熱さを知る、俺の血が含んでいる沢山の詩篇に気付く、お前には
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