滅紫雲の揺籃/あらい
 
がひろく見合わせるそこで倒れたい。大変だと口を借り、唇を噛む。結して、進まねばならないとおもわれ、はなしておくこと
 おもに普通と異なった様子。そればかりは熱もなく、終る。過ぎ去った時 かたくなる。ちいさな家 しげみ ちから強く。オオルリの羽音はどこか。またくっつきやすいものを、かたちづくる。新しい/そのてをとって/撫でるばかりの爪痕が、くもなく、かえってはとおく あっちへゆき/つみあがる。もともとはガラクタの化章

これが色褪せず距離に適う
わずかにも未来(さき)の覚(さと)りだ
いちいち。
(尋ね回っては くれないのである)
永く息を噴(は)いている凡庸にささく
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