sealed/ホロウ・シカエルボク
 
しまうのか…違うんだ、違うんだよ、かたちが変わってしまったのではない、それが本当はどんなかたちなのか、絶対に認識することが出来ないというだけの話なんだ、どんなに脳味噌を絞り上げても、手に入れることが出来るのはそのかたちの破片くらいなんだ、そしてそれはきっと、一生賭けてもきっと全貌を知ることは出来ないのさ、それはとてつもなく魅力的な代物だぜ、俺はきっと一発で参っちまったのさ、参っちまって、抜けられなくなってしまったんだ、幸福だと思うかい、それとも不幸だって思うかい?そんなことどっちだっていいんだ、人生の目標なんてものにするには、それはちょっとプリミティブに過ぎるのさ…人生は短い、そうだぜ、目にするこ
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