walk away/ホロウ・シカエルボク
街に隠れた風を探して
暑過ぎる空の名はブルー
コカ・コーラの看板の前で
昔好きだった子を思い出す
エジプトから来たパフォーマーが
ピラミッドの精霊を真似ている元ダイエーの廃ビル
僕は百円玉を投げて
彼の労力を称賛する
鳩たちが気前のいい誰かを探している
カラオケ屋のビジョンで地元の店が紹介されてる
アマチュアミュージシャンが作ったらしい
テーマソングが明る過ぎて鼻につく
バス停で目当てのバスに乗り込む大群はなぜかノスタルジー
小さな歩道橋はメイン道路の終わりを教えてくれる
アイス・コーヒーが飲みたいと思った
混ぜられないくらいに氷が詰め込まれたやつを
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