青い墓標/TAT
 
かわった生徒は外見よりはずっと年長らしく、だれにも少年だという印象は与えなかった。私たち幼稚な少年のあいだを、おとなのように、否むしろ紳士のように、異様に、できあがった様子で立ちまわっていた』





GT400

『「ぼくたちはもうここまで来たんだから、ただ一つだけもう一度言っておきたいーーきみはあいつから離れなきゃいけない!ほかにしようがなかったら、あいつを打ち殺してしまえ!きみにそれがやれたら、ぼくは感服し愉快に思うね。ぼくはきみに助力してもいいよ」私はまた新たな不安を覚えた。カインの物語が突然また頭に浮かんだ』



1977

『クローマーの口笛は私の家にも
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