青い墓標/TAT
 
にもう聞こえなくなった。一日、二日、三日、一週間も。私はそれを信じようとはしなかった。そして、もうまったく予期していないときにいきなり彼がまた現われはしないかと、心の中で警戒していた。しかし彼は依然として現われなかった』





夜明けのボギー

『いずれにしても、私はその中で、生きた精神を味わい、革命を味わった。私はあの晩を極度にはっきりとおぼえている。どんより燃えているガス燈のそばを通って、冷たく湿っぽい夜おそく、ふたりが帰路についたとき、私ははじめて酔っぱらっていた。それは快くはなく、ひどく苦しかったが、それでもやはりなにか、ある魅力、ある甘さを持っており、反逆であり、騒宴
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