赤い墓標/TAT
 
れつきの才能がある、ってその人に言われたんだもの』










スモーキン・ビリー

『笑わせないでよ。あたし、おまえたちのような者を見すぎるほど見てるの。おまえたちはね、それこそ二十五セントでも手にはいろうものなら、それで安物ウイスキーの二杯も飲んで、グラスの底までなめるじゃないか。おまえたちのことは知ってるよ』












シトロエンの孤独

『ーー初めの初めからわかってたんだよ。けっしてできないとわかってたような気がする。あいつがあんまりその話を聞きたがるもんだから、できるような気におれもなっていたんだ』

『ひ
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