たとえ曇天星邱/あらい
 
るだけでしょう

 ゆめのはなり/死期が近い。
  多分雲の上にいる、
   手を繋ぐ、歩き出す。

 不確かなツルの障り、モザイクの尖りや悼み、
 やわらかな砂の鳥は肌狂フれた時の寸感

  たとえ曇天星邱とも

 多分そのころは空想だった(だらだらとしていたから)
「メルヘンは貧相だから直ぐしぼんでしまうんだねえ」
『温ったかな」とても柔かった」小さかった。』

 声もなかったが名前はあった。
 離陸した鵬翼、まあ翔けなかったけど。
 口裏を合わせたように思えて仕方なかった、
 夢を抱いた夢をみたんだ

 どうとして色彩に委ねる、女の首ばかり飾っているそ
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