シン・ジャガ/たま
はやっぱし優しいのかなと思います。
誰も困らないからです。
ぼくの詩を読んで困った人はいないと思うけど……。
小説家は身を削って小説を書く、のだといいます。
でも、痛いのは小説家だけであって読者は痛くないはずです。
詩人は身を削って詩を書くでしょうか。
少なくともぼくはそんなことしません。
そんなことしたって一銭の得にもならないから、
誰も困らない優しい詩ばかり書くのです。
ところで、
新しい詩を探しています。
新しい詩だから新だと思うのですが、
新はもはや手垢まみれですから、
読者にはすっかり敬遠されてしまって出番がありません。
それでシンを使ってシン・ポエムなら
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