青空とレモネード?/朧月夜
 
ら」と、君が言う。

「あなたにお供してほしいみたいだよ」と、ルームメイトの女性。

「良いよ。今日も僕は午後は暇だから」

 僕は芸術家たちの馴れ合いに慣れていない。初対面で話をしたり、家までついて行ったり、2度目でショッピングにつきあう、そうした経験は今までなかった。しかし、そうしても良い、という気分に僕はなっていた。やはり徹夜明けというのは、大胆になったり、寛大な気持ちになる。



*レモネード4


 1つだけ気になったのは、君の同伴者がなぜOL風の格好をしているのか、ということだった。画家の道は諦めてしまったのだろうか。僕は尋ねてみる。

「あなた
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