Time Was/ホロウ・シカエルボク
 
次々とオープンし始めた、そんな店はまだこの街の風景にしっくりとは来ていない、でも、少しの間生き延びることが出来たら、そこにそんな店が出来る前のことを思い出せる人間もかなり少なくなるだろう

詩人たち、詩人たち、書きあぐねたノートの上に、まっさらなワードの画面の中に、お前たちがこれから書き綴るものはなんだろう、それは希望だろうか、それは絶望だろうか、それは美しい愛だろうか、それとも醜悪な罪だろうか、それがなんであれ、それがなんであれ、俺はあまりにも簡単にそれを語って欲しくないと思うのだ、言葉はもっと難解であっていい、詩はもっと偏屈であっていい、断捨離だのミニマリズムだの、現代のイマジンはとかく簡
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