君の新しい詩を/ホロウ・シカエルボク
 
にいままでよりもずっと居心地がいい気がする、おかしいねって、花壇のように笑う君が目に浮かぶようだ、貰った銃の玩具にひとつだけ弾を込めてこめかみに押し付ける、もしも本物の銃が許されていたら、こんな歳まで生きていることもなかっただろう、ほんの少しついてる場所に生まれてきただけのことさ、常に死がチラついていることなんて別に珍しいことなんかじゃない、むしろ周囲の連中が無邪気にはしゃいでいるのを横目で見たいたころの方が危うかった気がするよ、思うにあれは、まだなにも知らないせいだったんだろうな、いつか自分を殺してしまいそうな気がする、いつだってそんなことを考えていたな、でも今も生きていて、なんなら少し老いぼれ
[次のページ]
戻る   Point(1)