love sick 4/ルルカ new
 
生日ですね。」
「・・・はい。」
「明日の夜、あなたと会うのはトップです。」
ドクターは、左手でpcを操り、なにやらリサーチし出した。
「もちろん、今までもトップと会った事はありますが・・・。」
そう言って、絆創膏をチラリと見た。
「明日は、二人きりですよ。」
「二人きり。」
「私の出番は、ここまでですので。」
ドクターは笑った。

次の日、愛美は、眩しい朝日に起こされた。
カーテンを閉め忘れていたのだ。
床には今日もドレスが。靴が。アクセサリーが散らばっていた。
それらは、いつにも増して、美しく、高級なものだった。
そしてまた、テーブルの上には名刺があった。


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